先日、泊りで研修を受けに行ったのは、関西が誇る観光地。久しぶりの街の様子はすっかり旅行客であふれていた。
2年前にはこの観光地を独り占めのような気持ちで歩いのだけど。もちろんお店はどこも閉まっていたが。
そして、1年前には。私は大きな仕事を抱えて景色を眺める余裕もなくこの駅を通った。リカレントの修了発表も控えていて、これの準備にも目が回りそうで。あのものすごい時間から1年たったのだな、と思い返した。
国会答弁で「育休時期にもリスキリングを」、と岸田さんが言ったとかいうニュースがあった。
わたしの目に入ってきた主なコメントは
1.睡眠も満足に取れないのに勉強をしろだなんて、
2.育休は休んでいるんじゃない、
3.それは男性の育休がMBAのための期間になるのでは?
とかなんとか、とにかく批判が殺到しているらしい。
新生児期だけを取り上げたコメントはなんだか冷静ではないなと思うけれど、若い方たちが追い詰められるように感じるのはよくないですね。
リスキリングやリカレントが、真新しい流行ワードとして取り上げられてしまったようで残念。挙句、このようにネガティブなニュースでキーワードが世の中を駆け巡ることも残念。
この「残念」は私のどこからわいてくるのかを考えてみたら。
自分自身が、子育てしながら転勤帯同しながら正社員で働きながら資格を取得したこと(リスキリング)や、半年間の大学に通ったこと(リカレント)をとても誇らしく感じている、ということだった。
余裕はないが、無理ではない
というのが私のリカレントやリスキリングに対する考え方。
必要だと感じた時に、支援があるのはとてもいいことだと思う。そして自分がリスキリングしたいとかリカレントを受けたいと思ったときに、どのような支援があるかを知っているのは非常に大切なこと。
ネガティブなニュースではあったけれど、
支援があるらしい、ということが伝わるのならば、このニュースは成功だったということなのだろうか。
育休中に限らず、どなたにも受けたいと思った人に、というニュアンスが不足していたのだろうと思う。
来年度には厚生労働省がキャリア形成・学び直し支援センターを創設するらしい。
いい会社が入札に勝っていいサービスを提供してくれるといいのだけど。